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選評 出版関係物故者 放送関係物故者
与志田選2023年総括。ノミネートに入れていない作品から一言。『どうする家康』−新しい時代の家康像ということだろうが、往年の大河ファンにはいまひとつ馴染めず。大河のひとつの節目にあった『徳川家康』からすでに40年を経て、歴史への解釈、ドラマ作りもいつしか違ったものになりつつあるようだ。−今年も押し入れ眠っていたビデオテープをレコーダーへダビングしがてらあらためて見る。−そうそう、気が付けば最近はテレビで映画をあまりやらなくなった影響で、映画のノミネートがめっきり少ない。映画館へ行こうにもタイミングを逃すとヘンな時間帯にしかやってないし、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』見逃した。( 24/01/10 ) <図書部門> 『青春の門 漂流篇』(五木寛之・講談社刊) 前作<風雲篇>(文庫版)から今度は5年。ここへ来て話がなかなか進まない印象です。感慨がちょっと薄れ気味。 <映像部門> 『いちげき』( 1/ 3・NHK総合) 庶民を主人公に、幕末史の裏話的な内容と宮藤官九郎独特のテンポのよい脚本がマッチしてなかなかに面白かったです。コミックが原作というのはまったく知りませんでした。 『何曜日に生まれたの』( 8/ 6〜10/ 8・テレビ朝日系) 野島伸司ひさびさの連続ドラマ。相変わらず感情移入しがたい登場人物と意表を突くスリリングな物語展開。最終回ではどんなどんでん返しが待っているかと思いきや、わりとまともに落ち着きました。とげのような不快感は残しながらも…。
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