2009年放送関係物故者
声優の市川治(いちかわ・おさむ)氏が 1月 2日、心不全のため死去。72歳だった。( 1/ 8 読売新聞朝刊より)
テレビアニメ初期から「スーパージェッター」のジェッター役などで活躍。「超電磁マシーン ボルテスX」の敵役プリンス・ハイネルなどの声を担当した。
アニメーション監督の鳥海永行(とりうみ・ひさゆき)氏が 1月23日死去。67歳だった。( 1/25 読売新聞朝刊より)
「科学忍者隊ガッチャマン」「ニルスのふしぎな旅」「しましまとらのしまじろう」など多くのテレビアニメを手がけた。
歌手の忌野清志郎(いまわの・きよしろう)氏が 5月 2日、がん性リンパ管症のため死去。58歳だった。( 5/ 3 読売新聞朝刊より)
高校在学中の1968年に「RCサクセション」を結成、70年には「宝くじは買わない」でデビューした。フォークやブルース、ロックなど様々なジャンルの音楽を融合させた独自のスタイルが評価され、「ぼくの好きな先生」「雨あがりの夜空に」などの代表曲を生んだ。その後、「RC」の活動を休止し、以降、ソロやバンドを率いての活動を行い、CMにも使われた「パパの歌」などをヒットさせた。
派手ないでたちと絞り出すような歌声で知られ、「愛しあってるかい」など独特のセンスのフレーズを生み出した。また反戦や反原発を歌った曲を収録したアルバムが、大手レコード会社によって発売中止になったこともあった。
音楽プロデューサーの加藤和彦(かとう・かずひこ)氏が10月17日、長野県軽井沢町のホテルで自殺。62歳だった。(10/18 読売新聞朝刊より)
京都府出身。1965年に「ザ・フォーク・クルセダーズ」を結成、67年に発表した「帰って来たヨッパライ」で一世をふうびした。朝鮮半島分断の悲劇をテーマにした「イムジン河」は発売中止になった。
グループ解散後、作曲家としても活躍。北山修さんとのコンビで71年に発表した「あの素晴しい愛をもう一度」は、現在まで合唱曲としても親しまれている。また、ロックバンド「サディスティック・ミカ・バンド」を結成し、73年に初アルバムを発表。海外でも公演し、日本のバンドが世界進出する先駆けとなった。
妻だった作詞家の安井かずみさんとのコンビで作った楽曲も多く、市川猿之助さんのスーパー歌舞伎の音楽も手がけるなど多彩な活動で知られた。
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