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放送期間:平成 6年 4月 3日〜12月11日(全37回) 放送時間:日曜 後 8:00〜 8:45

:市川森一 音楽:三枝成彰 制作:木田幸紀 制作統括:村山昭紀

出演 語り 三田佳子(日野富子)、市川團十郎(足利義政)、萬屋錦之介(山名宗全)、野村萬斎(細川勝元)、
奥田瑛二(一休宗純)、檀ふみ(森侍者)、かたせ梨乃(今参局/徳大寺鏡子)、
佐野史郎(足利義視)、永澤俊矢(畠山義就)、松岡昌宏(足利義尚)、鮎ゆうき(綾)、
鶴田真由(大館佐子)、ルー大柴(骨皮道賢)、せんだみつお(大館右馬助)、小林幸子(ごう)、
役所広司(伊吹三郎)、平淑恵(日野苗子)、草刈正雄(日野勝光)、京マチ子(日野重子)

DVD 総集編 販売:NHKエンタープライズ   DVD 本編 販売:NHKエンタープライズ



No.放送日サブタイトル放送時間演出
1 '94/04/03 第一話 室町夢幻 後 8:00〜 9:00 村上佑二
2 04/10 第二話 火の橋水の橋   村上佑二
3 04/17 第三話 月と銅銭   小林武
4 04/24 第四話 夢草紙   小林武
5 05/01 第五話 富子姫変化   黛りんたろう
6 05/08 第六話 徳政一揆   黛りんたろう
7 05/15 第七話 女合戦   村上佑二
8 05/22 第八話 飢餓地獄   村上佑二
9 05/29 第九話 米狂言   小林武
10 06/05 第十話 将軍の母   小林武
11 06/12 第十一話 逢魔が時   黛りんたろう
12 06/19 第十二話 地獄門   黛りんたろう
13 06/26 第十三話 和子誕生   村上佑二
14 07/03 第十四話 宗全謀叛   小林武
15 07/10 第十五話 文正の変   小林武
16 07/17 第十六話 富子対義政   黛りんたろう
17 07/24 第十七話 応仁元年   黛りんたろう
18 07/31 第十八話 室町第包囲   村上佑二
19 08/07 第十九話 東軍西軍   小林武
20 08/14 第二十話 戦雲の都   小林武
21 08/21 第二十一話 火の舞   黛りんたろう
22 08/28 第二十二話 鬼面   黛りんたろう
23 09/04 第二十三話 密命   谷口卓敬
24 09/11 第二十四話 修羅の華   村上佑二
25 09/18 第二十五話 宗全切腹   小林武
26 09/25 第二十六話 勝元暗殺   小林武
27 10/02 第二十七話 花の御所炎上   黛りんたろう
28 10/09 第二十八話 銭の種   黛りんたろう
29 10/16 第二十九話 椿の庄   村上佑二
30 10/23 第三十話 悪女   小林武
31 10/30 第三十一話 恋情   黛りんたろう
32 11/06 第三十二話 狂雲の子   村上佑二
33 11/13 第三十三話 銀色の夢   小林武
34 11/20 第三十四話 山城国一揆   谷口卓敬
35 11/27 第三十五話 露の命   黛りんたろう
36 12/04 第三十六話 大文字   小林武
37 12/11 最終話 風花 後 8:00〜 9:00 村上佑二
    総集編(全2回)    
1 '94/12/24 第一部 室町夢幻
(本編:No. 1〜18)
後 9:00〜10:30 村上佑二
黛りんたろう
小林武
2 12/25 第二部 修羅の華
(本編:No.19〜37)
後 9:00〜10:30 村上佑二
黛りんたろう
小林武
谷口卓敬


時代背景

平安 鎌倉 南北朝 室町 戦国 江戸 明治 大正 昭和
     
  永享12(1440)年〜延徳 2(1490)年  


解説

市川森一によるオリジナル脚本。室町八代将軍足利義政の妻・日野富子を中心に、応仁の乱から山城国一揆に至る室町後期を描く。この時代が大河に取り上げられるのは初めてのことで、悪女たるイメージの強い富子を政治手腕に長けた才女と位置付け、乱そのものを壮大な夫婦喧嘩としてとらえている。ただ、市川の脚本は当初から観念的であり、黛りんたろうの演出と相まって難解と感じられる部分が多かった。このため前二作に輪をかけて視聴者を手放す結果となる。事実、平均視聴率は14.1%と過去最低の数字を記録。役柄のせいもあろうが、主人公であるはずの富子や義政には感情移入しがたく、むしろ山名宗全の萬屋錦之介や細川勝元の野村萬斎らの熱演が印象的だったのは皮肉なことである。



炎立つ NHK大河ドラマフィルモグラフィー 八代将軍吉宗