放送期間:昭和60年 1月 6日〜12月15日(全50回) 放送時間:日曜 後 8:00〜 8:45 原作:杉本苑子「冥府回廊」「マダム貞奴」より 脚本:中島丈博 音楽:佐藤勝 制作:松尾武
総集編 販売:NHKエンタープライズ
本編 販売:NHKエンタープライズ
時代背景:
解説: "近代大河"の第二弾は時代を少しさかのぼり、日本の女優第一号・川上貞奴を中心とする明治から大正にかけての群像劇だ。貞奴に関わる主要人物として登場するは、新演劇の旗手・川上音二郎、実業界に名を馳せた福沢桃介、その妻で福沢諭吉の次女・房子。彼らが織り成すドラマはそれまでの大河が描いてきた英雄伝としての歴史ではなく、文化や世相の面から時代をとらえた意欲作である。ただ、そのためか日清・日露の動乱をはさむ時代を背景にしながらも、視聴者にはいささか地味な作品と映ったようだ。後半には、名取裕子演じる松井須磨子を貞奴のライバル役としてクローズアップし、視聴率回復のてこ入れを図るも効果はなく、一時は視聴率が一ケタ台まで落ち込むという苦い記録を作る。 Copyright (C) 2007 Ta-kumi. All rights reserved. |