放送期間:昭和45年 1月 4日〜12月27日(全52回) 放送時間:日曜 後 8:00〜 8:45 原作:山本周五郎 脚本:茂木草介 音楽:依田光正 制作:古閑三千郎
総集編のみ 販売:NHKエンタープライズ
時代背景:
解説: 江戸時代初期に起こった伊達騒動(寛文事件)に材をとり、幕府の大藩取り潰し策に対抗、藩内の陰謀をしりぞけ仙台藩を守り抜いた家老原田甲斐の生涯を重厚に描いたドラマ。山本周五郎の原作に第十三回までの創作部分を加え、甲斐の青春時代をプロローグとしている。原作はそれまで悪人とされてきた甲斐を、お家安泰のために奔走する忠臣として描いたものだが、ドラマもまた平幹二朗がその精神的苦悩を見事に表現してくれた。平の相手役としては序盤において栗原小巻、中盤以降には吉永小百合という美形ヒロインの競演が話題を呼ぶ。合戦シーンなど派手な描写こそない地味な作品ながら、当時における視聴者の反応はまずまずだったようだ。なお、本作から放送開始時間が夜8時に定着、現在に至る。 Copyright (C) 2007 Ta-kumi. All rights reserved. |