放送期間:昭和54年 4月13日〜 7月20日(全15回) 放送時間:金曜 後10:00〜10:55
製作著作:TBS
プロデューサー:片島謙二 制作:大山勝美
原作:山田太一「沿線地図」(作品社刊) 脚本:山田太一 音楽:小川よしあき
主題曲:フランソワーズ・アルディ「もう森へなんか行かない」
出演: |
岸恵子(藤森麻子)、河内桃子(松本季子)、真行寺君枝(藤森道子)、広岡瞬(松本志郎)、
笠智衆(松本謹造)、野村昭子(湯川時子)、新井康弘(岡田鉄太郎)、楠トシエ(岡田由紀)、
垂水悟郎(下山先生)、穂積隆信(校長)、茅島成美(森村先生)、岡本信人(山川正平)、
風間杜夫(中川元一郎)、三崎千恵子(大沢美代)、河原崎長一郎(藤森茂夫)、児玉清(松本誠治)
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金曜ドラマ枠で放送され、核家族の内実を鋭く活写したタイトルとして『岸辺のアルバム』と対をなす作品。本作では二組の家族を主軸にドラマが展開され、家出した高校生の子供同士の同棲、その解決策を相談中の親同士の浮気、はたまた祖父の自殺へと発展する。前作同様、それまでのホームドラマでは扱われることのなかった家庭の暗部に踏み込み、ややもするときわどさのみに目を奪われがちだが、その根底には現代社会のひずみや矛盾について深く見つめ続ける作者山田太一の痛烈な社会批判が据えられていたことはいうまでもない。ちなみに、本作も山田が書き下ろした小説を自らが脚色し、ドラマ化された。
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