放送期間:平成10年 1月 4日〜12月13日(全49回) 放送時間:日曜 後 8:00〜 8:45 原作:司馬遼太郎「最後の将軍」より 脚本:田向正健 音楽:湯浅譲二 制作統括:高橋幸作
総集編 販売:NHKエンタープライズ
本編 販売:NHKエンタープライズ
時代背景:
解説: 二百六十年続いた江戸幕府に自ら終止符を打った最後の将軍・徳川慶喜の半生を描く本作は、NHKおよび大河とつながりの深かった司馬遼太郎が前々年に没したことにより、その追悼の意味も込めて制作された大河シリーズ五度目の司馬作品だ。とはいえ、原作『最後の将軍』は大河とするにはボリュームに欠けるため、ドラマには渋沢栄一の著した歴史的史料『徳川慶喜公伝』などをもとに多くの肉付けが施されている。実際、本作は戦闘など派手な描写こそ少ないものの慶喜役の本木雅弘が好演して、幕末ものタイトルの一大収穫となった。ただ、複雑な時代を多面的にとらえようとしたためか、官民にわたって登場人物を多く配しすぎた嫌いはある。一部に消化不良の感を残すのは否めない評価だろう。 Copyright (C) 2007 Ta-kumi. All rights reserved. |