トップ > 映像・放送 > NHK大河ドラマフィルモグラフィー > 太平記

放送期間:平成 3年 1月 6日〜12月 8日(全49回) 放送時間:日曜 後 8:00〜 8:45

原作:吉川英治「私本太平記」より 脚本:池端俊策 音楽:三枝成彰 制作:高橋康夫、一柳邦久

出演 真田広之(足利尊氏)、沢口靖子(登子)、緒形拳(足利貞氏)、藤村志保(清子)、
高嶋政伸(足利直義)、柄本明(高師直)、萩原健一/根津甚八(新田義貞)、
武田鉄矢(楠木正成)、藤真利子(久子)、陣内孝則(佐々木道誉)、樋口可南子(花夜叉)、
柳葉敏郎(ましらの石)、宮沢りえ(藤夜叉)、片岡鶴太郎(北条高時)、榎木孝明(日野俊基)、
近藤正臣(北畠親房)、後藤久美子(北畠顕家)、片岡孝夫(後醍醐天皇)、語り 山根基世アナウンサー

DVD 総集編 販売:NHKエンタープライズ   DVD 本編 販売:NHKエンタープライズ



No.放送日サブタイトル放送時間脚本演出
1 '91/01/06 第一回 父と子 後 8:00〜 9:15   佐藤幹夫
2 01/13 第二回 芽生え     佐藤幹夫
3 01/20 第三回 風雲児     佐藤幹夫
4 01/27 第四回 帝ご謀反     田中賢二
5 02/03 第五回 危うし足利家     田中賢二
6 02/10 第六回 楠木登場     佐藤幹夫
7 02/17 第七回 悲恋     佐藤幹夫、榎戸崇泰
8 02/24 第八回 妖霊星     佐藤幹夫
9 03/03 第九回 宿命の子     田中賢二
10 03/10 第十回 帝の挙兵     田中賢二
11 03/17 第十一回 楠木立つ     榎戸崇泰
12 03/24 第十二回 笠置落城     峰島総生
13 03/31 第十三回 攻防赤坂城     榎戸崇泰
14 04/07 第十四回 秋霧 後 7:12〜 7:57   佐藤幹夫
15 04/14 第十五回 高氏と正成     佐藤幹夫
16 04/21 第十六回 隠岐配流     田中賢二
17 04/28 第十七回 決断の時     榎戸崇泰
18 05/05 第十八回 帝の脱出     田中賢二
19 05/12 第十九回 人質     佐藤幹夫
20 05/19 第二十回 足利決起     佐藤幹夫
21 05/26 第二十一回 京都攻略     榎戸崇泰
22 06/02 第二十二回 鎌倉炎上     佐藤幹夫
23 06/09 第二十三回 凱旋     峰島総生
24 06/16 第二十四回 新政   仲倉重郎 榎戸崇泰
25 06/23 第二十五回 足利尊氏   仲倉重郎 竹林淳
26 06/30 第二十六回 恩賞の波紋   仲倉重郎 佐藤幹夫
27 07/07 第二十七回 公家か武家か     榎戸崇泰
28 07/14 第二十八回 開戦前夜     佐藤幹夫
29 07/21 第二十九回 大塔宮逮捕     峰島総生
30 07/28 第三十回 悲劇の皇子     田中賢二
31 08/04 第三十一回 尊氏叛く     門脇正美
32 08/11 第三十二回 藤夜叉死す     榎戸崇泰
33 08/18 第三十三回 千寿王と不知哉丸     佐藤幹夫
34 08/25 第三十四回 尊氏追討     門脇正美
35 09/01 第三十五回 大逆転     榎戸崇泰
36 09/08 第三十六回 湊川の決戦     田中賢二
37 09/15 第三十七回 正成自刃   仲倉重郎 佐藤幹夫
38 09/22 第三十八回 一天両帝   仲倉重郎 門脇正美
39 09/29 第三十九回 顕家散る     尾崎充信
40 10/06 第四十回 義貞の最期     田中賢二
41 10/13 第四十一回 帝崩御     田中賢二
42 10/20 第四十二回 母の遺言     尾崎充信
43 10/27 第四十三回 足利家の内紛   仲倉重郎 榎戸崇泰
44 11/03 第四十四回 下剋上     佐藤幹夫
45 11/10 第四十五回 政変     田中賢二
46 11/17 第四十六回 兄弟の絆   仲倉重郎 榎戸崇泰
47 11/24 第四十七回 将軍の敗北   仲倉重郎 竹林淳
48 12/01 第四十八回 果てしなき戦い     田中賢二
49 12/08 最終回 尊氏の死 後 7:20〜 8:45   佐藤幹夫
    スペシャル(全4回)      
1 '91/12/22 第一部 青春
(本編:No. 1〜 5)
後 7:25〜 8:45   佐藤幹夫
田中賢二
2 12/23 第二部 倒幕
(本編:No. 6〜22)
後 7:20〜 9:20   佐藤幹夫
田中賢二
榎戸崇泰
峰島総生
3 12/24 第三部 建武の新政
(本編:No.23〜37)
後 7:30〜 8:40 池端俊策
仲倉重郎
佐藤幹夫
門脇正美
田中賢二
榎戸崇泰
峰島総生
竹林淳
4 12/25 第四部 南北朝動乱
(本編:No.38〜49)
後 7:30〜 8:40 池端俊策
仲倉重郎
佐藤幹夫
門脇正美
田中賢二
榎戸崇泰
竹林淳
尾崎充信


時代背景

平安 鎌倉 南北朝 室町 戦国 江戸 明治 大正 昭和
     
  弘安 8(1285)年〜延文 3(1358)年  


解説

大河の時代設定として、古代とともに何度か候補に上がりながら見送られてきた南北朝時代。その空白の時代に取り組んだ意欲作である。原作は吉川英治の『私本太平記』で、武家の棟梁と仰がれた足利尊氏を中心に展開する。一般に馴染みが薄く、複雑な時代背景にもかかわらず、わりと高い視聴率で迎えられたのは、深遠な人間描写を持ち味とする脚本家池端俊策の力量による部分も大きいだろう。ただ、中盤以降は息切れしたのか、仲倉重郎がサポートする回も多々見られた。ちなみに、制作を担当した高橋康夫は放送の途中で異動、一柳邦久がこれにかわっている。配役面では楠木正成の武田鉄矢、北条高時の片岡鶴太郎らが好演し、後藤久美子が北畠顕家として男役に挑んでいるところも興味深い。



翔ぶが如く NHK大河ドラマフィルモグラフィー 信長