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放送期間:昭和64年 1月 1日〜平成元年12月17日(全50回) 放送時間:日曜 後 8:00〜 8:45

原作・脚本:橋田壽賀子「春日局」 音楽:坂田晃一 制作:澁谷康生

出演 大原麗子(おふく)、佐久間良子(お安)、丹波哲郎(徳川家康)、山下真司(稲葉正成)、
長山藍子(お江与)、中村雅俊(徳川秀忠)、江口洋介(徳川家光)、中条きよし(土井利勝)、
藤岡琢也(豊臣秀吉)、香川京子(寧々)、香川照之(小早川秀秋)、渡辺徹(豊臣秀頼)、
五木ひろし(明智光秀)、大坂志郎(稲葉一鉄)、吉幾三(海北友松)、ガッツ石松(東陽坊長盛)、
東てる美(お勝)、若村麻由美(紫/お楽)、江守徹(斎藤利三)、語り 奈良岡朋子

DVD 総集編 販売:NHKエンタープライズ   DVD 本編 販売:NHKエンタープライズ



No.放送日サブタイトル放送時間演出
1 '89/01/01 第一回 父の出陣 後 7:30〜 8:55 富沢正幸
2 01/15 第二回 天下をとる   兼歳正英
3 01/22 第三回 母子無情   富沢正幸
4 01/29 第四回 別離   兼歳正英
5 02/05 第五回 忍ぶ宿   富沢正幸
6 02/12 第六回 一族再会   兼歳正英
7 02/19 第七回 愛の鞭   一井久司
8 02/26 第八回 嫁ぐ   富沢正幸
9 03/05 第九回 夫婦模様   兼歳正英
10 03/12 第十回 秀吉逝く   一井久司
11 03/19 第十一回 関ヶ原前夜   小見山佳典
12 03/26 第十二回 天下分け目   富沢正幸
13 04/02 第十三回 戦後の家族   兼歳正英
14 04/09 第十四回 夫の危機   富沢正幸
15 04/16 第十五回 秀頼・千姫婚儀   小見山佳典
16 04/23 第十六回 乳母の条件   一井久司
17 04/30 第十七回 世継ぎ誕生   富沢正幸
18 05/07 第十八回 二代目決まる   富沢正幸
19 05/14 第十九回 女の言い分   兼歳正英
20 05/21 第二十回 ゆらぐ夫婦   小見山佳典
21 05/28 第二十一回 母去りぬ   富沢正幸
22 06/04 第二十二回 名ばかりの将軍   一井久司
23 06/11 第二十三回 悲劇の予感   兼歳正英
24 06/18 第二十四回 母ふたり   小見山佳典
25 06/25 第二十五回 こころの教育   富沢正幸
26 07/02 第二十六回 生き残る道   一井久司
27 07/09 第二十七回 舅から嫁への手紙   兼歳正英
28 07/16 第二十八回 和平か決戦か   小見山佳典
29 07/23 第二十九回 大坂攻め   富沢正幸
30 07/30 第三十回 ああ大坂城   富沢正幸
31 08/06 第三十一回 終戦と女たち   小松隆一
32 08/13 第三十二回 家康の遺言   一井久司
33 08/20 第三十三回 離別再婚   一井久司
34 08/27 第三十四回 初恋   富沢正幸
35 09/03 第三十五回 秋の悲恋   兼歳正英
36 09/10 第三十六回 父子断絶   兼歳正英
37 09/17 第三十七回 先立つ妻に   富沢正幸
38 09/24 第三十八回 無常の風   小見山佳典
39 10/01 第三十九回 兄弟は他人   三井智一
40 10/08 第四十回 『春日局』賜わる   富沢正幸
41 10/15 第四十一回 次男の憂鬱   兼歳正英
42 10/22 第四十二回 身内を切る   小見山佳典
43 10/29 第四十三回 さらば吾子(わがこ)よ   一井久司
44 11/05 第四十四回 おんなの目   小松隆一
45 11/12 第四十五回 三代目の力   小見山佳典
46 11/19 第四十六回 忘れえぬ面影   一井久司
47 11/26 第四十七回 反逆の理由   兼歳正英
48 12/03 第四十八回 直訴   兼歳正英
49 12/10 第四十九回 女の生きがい   富沢正幸
50 12/17 最終回 献身の生涯 後 8:00〜 9:00 富沢正幸
    総集編(全3回)    
1 '89/12/25 第一回 乳母の条件
(本編:No. 1〜16)
後 7:30〜 8:55 富沢正幸
兼歳正英
一井久司
小見山佳典
2 12/26 第二回 母ふたり
(本編:No.17〜33)
後 7:30〜 8:40 富沢正幸
兼歳正英
一井久司
小見山佳典
小松隆一
3 12/27 第三回 献身の生涯
(本編:No.34〜50)
後 7:30〜 8:40 富沢正幸
兼歳正英
一井久司
小見山佳典
小松隆一
三井智一


時代背景

平安 鎌倉 南北朝 室町 戦国 江戸 明治 大正 昭和
     
  天正10(1582)年〜寛永20(1643)年  


解説

橋田壽賀子によるオリジナル作品の第三作目。徳川三代将軍家光の乳母・春日局の生涯を通して、本能寺の変から徳川の幕藩体制が築かれゆく時代を描く。先の二作と同様、ここでも女性が主人公に据えられ、ドラマの根幹には動乱の世に平和を求めて力強く生きた人々のヒューマンな姿勢が貫かれている。また、それまで烈女として描かれることの多かった春日局を、私利私欲のない誠実で献身的な女性として位置付けたのは橋田らしい新解釈である。これには局を演じた大原麗子の魅力による部分も大きい。女性中心のドラマということで全体的に地味な印象はまぬがれないものの、平均視聴率では橋田の大河三作品の中でトップの記録を作った。例によって女性視聴者からの支持が高かったようである。



武田信玄 NHK大河ドラマフィルモグラフィー 翔ぶが如く