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放送期間:昭和50年 1月 5日〜12月28日(全52回) 放送時間:日曜 後 8:00〜 8:45

原作:南條範夫 脚本:小野田勇、小幡欣治、土橋成男 音楽:湯浅譲二 制作:古賀龍二
演出:斎藤暁、岡本憙侑、大原誠 ほか

出演 石坂浩二(柳沢吉保)、江守徹(大石内蔵助)、竹脇無我(柳沢兵庫)、芦田伸介(徳川綱吉)、
小沢栄太郎(吉良上野介)、片岡孝夫(浅野内匠頭)、若尾文子(染子)、岡田茉莉子(陸)、
草笛光子(お伝の方)、中野良子(右衛門佐)、松坂慶子(瑤泉院)、松原智恵子(町子)、
三林京子(とき)、黒柳徹子(吉弥)、三善英史(清水一学)、関口宏(堀部安兵衛)、
中村勘九郎(大石主税)、藤岡琢也(紀伊国屋文左衛門)、森繁久弥(水戸光圀)、語り 福本義典アナウンサー

DVD 総集編のみ 販売:NHKエンタープライズ



No.放送日サブタイトル放送時間脚本演出
1 '75/01/05 第一回 栄光の座      
2 01/12 第二回 大奥の女たち      
3 01/19 第三回 世嗣暗闘     大原誠
4 01/26 第四回 虚と実      
5 02/02 第五回 将軍お成り      
6 02/09 第六回 観桜の宴      
7 02/16 第七回 光圀乱心      
8 02/23 第八回 兵庫参上      
9 03/02 第九回 昼行灯出陣      
10 03/09 第十回 内蔵助ふたり      
11 03/16 第十一回 陽にそむく男      
12 03/23 第十二回 女ごころ男ごころ      
13 03/30 第十三回 染子憂愁      
14 04/06 第十四回 世直し事始め      
15 04/13 第十五回 出世屋敷      
16 04/20 第十六回 運命の影      
17 04/27 第十七回 柳沢殿御内意      
18 05/04 第十八回 刃傷松の廊下     大原誠
19 05/11 第十九回 嵐の中の人々      
20 05/18 第二十回 悲愁赤穂城      
21 05/25 第二十一回 山科風韻      
22 06/01 第二十二回 両国橋の襲撃      
23 06/08 第二十三回 江戸からの刺客      
24 06/15 第二十四回 挑戦      
25 06/22 第二十五回 大石東下り      
26 06/29 第二十六回 心の証し      
27 07/06 第二十七回 吉保上洛      
28 07/13 第二十八回 再会      
29 07/20 第二十九回 裏切り      
30 07/27 第三十回 伏見撞木町      
31 08/03 第三十一回 内蔵助遊蕩      
32 08/10 第三十二回 呪い      
33 08/17 第三十三回      
34 08/24 第三十四回 最後の嘆願      
35 08/31 第三十五回 決断の時      
36 09/07 第三十六回 吉良邸探索      
37 09/14 第三十七回 追われる立場      
38 09/21 第三十八回 旅立ち      
39 09/28 第三十九回 策謀      
40 10/05 第四十回 最後の出府      
41 10/12 第四十一回 二つの影      
42 10/19 第四十二回 陰の同志      
43 10/26 第四十三回 布石      
44 11/02 第四十四回 時ぞ至れる      
45 11/09 第四十五回 連署血判      
46 11/16 第四十六回 十二月五日の襲撃      
47 11/23 第四十七回 女人哀慕      
48 11/30 第四十八回 吉報      
49 12/07 第四十九回 討入り前夜      
50 12/14 第五十回 満願の雪      
51 12/21 第五十一回 内蔵助最期      
52 12/28 最終回 落日の人      
    総集編(全2回)      
1 '75/12/30 第一部 栄光の章
(本編:No. 1〜28)
後 7:15〜 8:55 小野田勇
小幡欣治
斎藤暁
岡本憙侑
大原誠
榎本一生
2 12/31 第二部 落日の章
(本編:No.29〜52)
後 7:15〜 8:50 小野田勇
小幡欣治
土橋成男
斎藤暁
岡本憙侑
大原誠
榎本一生
加藤郁雄
東海林通


時代背景

平安 鎌倉 南北朝 室町 戦国 江戸 明治 大正 昭和
     
  元禄元(1688)年〜宝永 6(1709)年  


解説

『赤穂浪士』以来の忠臣蔵もの。ただし、本作は討入りを決行した浪士でなく、幕府の側に主たる視点が置かれている。五代将軍綱吉の治世、その寵愛を一身に浴びて立身出世していく側用人柳沢吉保を主人公に、大石内蔵助との宿命的対決、そして架空の人物柳沢兵庫の対極的な生き様を絡ませて描いたものである。とくに吉保による権謀術策の施政には、金権政治で揺れた昭和40年代後半の世相が投影され、"昭和元禄"という時代性を多分に含むタイトルとなった。それまで娯楽時代劇という色合いの濃かった大河が、意識的に同時代性を求めるようになるのはこの頃からであろう。なお、一部都市ではあるが、本作より大河は海外においても放送されるようになり、新たなファンを獲得していく。



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