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放送期間:昭和49年10月 5日〜50年 3月29日(全26回) 放送時間:土曜 後10:00〜10:55

制作:東宝株式会社、渡辺企画
プロデューサー:清水欣也、工藤英博、磯野理 音楽:井上堯之、大野克夫

出演 萩原健一(木暮修)、岸田今日子(綾部貴子)、水谷豊(乾亨)、岸田森(辰巳五郎)、
ホーン・ユキ(森川京子)、西村晃(海津警部)

DVD ブルーレイ 販売:バップ



No.放送日サブタイトル脚本監督
1 '74/10/05   宝石泥棒に子守唄を 柴英三郎 深作欣二
2 10/12   悪女にトラック一杯の幸せを 永原秀一、峯尾基三 恩地日出夫
3 10/19   ヌードダンサーに愛の炎を 市川森一 深作欣二
4 10/26   港町に男涙のブルースを 大野靖子 神代辰巳
5 11/02   殺人者に怒りの雷光を 市川森一 工藤栄一
6 11/09   草原に黒い十字架を 山本邦彦 神代辰巳
7 11/16   自動車泥棒にラブソングを 市川森一 恩地日出夫
8 11/23   偽札造りに愛のメロディーを 柴英三郎 工藤栄一
9 11/30   ピエロに結婚行進曲を 市川森一 児玉進
10 12/07   金庫破りに赤いバラを 渡辺由自 鈴木英夫
11 12/14   シンデレラの死に母の歌を 渡辺由自 土屋統吾郎
12 12/21   非情の街に狼の歌を 鎌田敏夫 児玉進
13 12/28   可愛いい女に愛の別れを 高畠久、山本邦彦 土屋統吾郎
14 '75/01/04   母のない子に浜千鳥を 市川森一 恩地日出夫
15 01/11   つよがり女に涙酒を 篠崎好 恩地日出夫
16 01/18   愛の情熱に別れの接吻を 鎌田敏夫 鈴木英夫
17 01/25   回転木馬に熱いさよならを 高畠久、渡辺由自 鈴木英夫
18 02/01   リングサイドに花一輪を 柏原寛司 児玉進
19 02/08   街の灯に桜貝の夢を 市川森一 恩地日出夫
20 02/15   兄妹に十日町小唄を 篠崎好 児玉進
21 02/22   欲ぼけおやじにネムの木を 宮内婦貴子 工藤栄一
22 03/01   くちなしの花に別れのバラードを 篠崎好 児玉進
23 03/08   母の胸に悲しみの眠りを 田上雄 工藤栄一
24 03/15   渡辺綱に小指の思い出を 市川森一 児玉進
25 03/22   虫けらどもに寂しい春を 宮内婦貴子、大野武雄 工藤栄一
26 03/29 最終回 祭りのあとにさすらいの日々を 市川森一 工藤栄一


解説

修と亨。社会から逸脱しかけた彼らの探偵稼業を軸に、70年代における若者たちの精神的な挫折をハードボイルド調で描いた青春ドラマ。それまでテレビではタブーとされていた暴力やセックス描写を大胆に盛り込み、その過激さは一部ファンの注目を集めたが、一方で激しい非難と抗議の矢面に立たされる。絶対的支持と不支持が共存する不思議なドラマなのである。しかし、それは良くも悪くもこの作品における印象の強烈さを物語るものといえよう。深作欣二を始めとする名だたる監督が参加し、毎回のゲスト出演者も充実。これだけテンションの高いテレビドラマは、後にも先にも見当たらない。



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