国立新美術館で開催中のダリ展へ行ってくる。土曜日は夜8時までやっていて、その時間ならそれほど混んではいないという情報を頼りに行ってみたのだが、とんでもない。暗くなりかけた夕方の時間になっても入場まで40分待ちという大行列。なんでこんなに混んでいる。美術に興味のある人がこれほどいるとは。
展示作品は意外と有名どころが少ない印象。中学の美術の教科書に載っていてダリを知るきっかけとなった「記憶の固執」や、自分の一番好きな「柘榴の回りの蜜蜂の飛翔によって喚起された夢から覚める直前」などもない。というか、今回は日本の過去の展覧会で展示されていない作品が多く集められているようだ。今あらためて82年に新宿伊勢丹美術館で開催されたときの図録を引っ張り出してみたら、そこで展示されていた作品はほとんど出展されていないことがわかる。どちらかというと一般受けするとは言いがたい地味な作品で構成されていたように思うが、なのにあの混雑。人疲れしてしまった。
ついでなので、すぐ近くの東京ミッドタウンのイルミネーションを見て帰る。
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