「機動戦士ガンダム」制作資料1,000点一挙公開、新作映像シアター上映。ガンダムの魅力を徹底的に解き明かす史上最大の展覧会。
というわけで、夏だ、イベントだ、とばかりに行ってきた。場所は、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー。都会のど真ん中で、ただでさえ人が多いし、この夏は暑いし。隣のテレビ朝日がちょうど夏祭りなんてやってて、熱気がむんむん。「いまどきガンダムかよ」なんてことはぜんぜんなくって、会場もめいっぱい混んでいる。おそらくリアルタイムでは見ていないであろう若いのからかなり年配の人たち、中国人だか韓国人だかも。暑い、熱い。
TVシリーズ第5話をもとにしたオープニングシアター「大気圏突入」は好企画。謳い文句どおりにホワイトベースのブリッジにいる臨場感を体感させてくれる。耐熱シャッターが開いて燃え尽きていないガンダムを目にしたときの安堵感。まさにクルーになった気分だ。ブライト艦長の声が違うのは仕方ないにしても、ちょっと残念だったけど...。
安彦氏や大河原氏の原画を堪能できるのはいうまでもなく、最終話でジオングによって吹き飛ばされた頭部をリアルに再現した原寸大のガンダムヘッドも泣かせるじゃないの。
ありきたりな表現だけど、リアルタイム世代としては36年前の夏にタイムスリップ。「スーパーマン」「エイリアン」をやってたあの夏。「スペースインベーダー」のピコピコ音が町中の喫茶店に鳴り響いていたあの夏。「ジンギスカン」がディスコでガンガンにかかってたあの夏。そもそも六本木ヒルズなんてなかったあの夏。
補足:同時期にやっている大河原展でボトムズを見たいなと思ってたけど、なかなかに満足したので足を伸ばさずに帰る(図録も高かったし...)。
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